ChatGPTでどう変わる?未来の仕事と「いま」

CEOのサム・アルトマン氏が日本を訪問したことで、ますます注目が集まっているChatGPT。

実は活用しているよ、という方もいれば、ワード自体は知っていても、どのように使うものなの?危なくないの?と心配している方もいるかもしれません。

今回は、ChatGPTを切り口として、仕事の「いま」がどのように未来へと変わっていくかを考えていきたいと思います。

目次

ChatGPTとは?

ChatGPTは、米国のOpen AIという企業が開発したAIによるツールです。

オンライン上にある情報を大量に学習したAIで、会話のような自然な形で質問に答えたり、文章を生成したりすることができます。

オンライン上にある情報を使うことから、事実無根のことを堂々と正しい情報のように書いてくることもあり、「何でも答えてくれる魔法のようなAI」にはまだ遠い存在と考えられています。

しかし、国会答弁に活用される、学校の宿題にChatGPTの力を借りる、仕事のヒントを得る、誰にも言えないけれど誰かに聞いてほしい相談や愚痴を書き込んで「慰めてほしい」と指示し、ほしい言葉を得るなど、多様な使い方がなされています。

Google検索を凌駕すると予測する専門家もいる一方、個人情報を大量に収集したり軍事転用されたりする危険を見越してアクセスを禁ずる国が出るなど、世界中がこのテクノロジーに振り回されています。

最近では、Open AIのCEOであるサム・アルトマン氏が総理を表敬訪問するなど、日本もその騒動の渦中にあるようです。

ChatGPTがもたらす未来の仕事

ChatGPTが登場するよりはるか以前に、「AIに取って代わる仕事」や「AIに負けない人材」といったワードが頻繁に聞かれていたのをご存知でしょうか?

社会人向けの読み物だけでなく、教育業界でも我が子がAI時代を生き抜くための育て方、進路の選び方などが盛んに議論されていました。

古くは、デジタル機器が進化することで、人間は重労働から解放されると思われていました。

しかし、時代が進むにつれて事務職や管理職のようなホワイトカラーの仕事はAIがスピーディにこなせることが判明し、これらの仕事には人間がいらなくなるのではないかと考えられるようになりました。

この予想はChatGPTの登場により、さらに現実味を帯びたものになっています。今後は人工知能が人間の大半の仕事に取って代わるといわれています。

ChatGPTがもたらす未来の仕事は、単純作業の代替ではなく、より高度な作業やクリエイティブな仕事を生み出す可能性があります。

とはいえ、ChatGPTの利用を制限している国もあり、実際に未来の仕事がどのようなかたちになっているのかは、まだ誰にも分かりません。AIと人間がうまく共存していけるのが利用ですね。

少し古い情報かもしれませんが、ChatGPT以前から言われていたAIが取って代わる仕事の一例を挙げてみました。

会計士・事務職

行政書士や会計士が担う仕事は、機械学習によってAIにもできるため、会計士の半数は仕事を失うと言われています。

シフト管理や勤怠管理、経理といった事務もAIができると言われる仕事のひとつです。

銀行員

会計士、事務職員と同様に、銀行員もAIに奪われる仕事と言われています。

ただ、イレギュラーな内容に対応することが多い窓口業務は、人ならではのホスピタリティが必要とされるため、残るかもしれません。

レジ打ちの仕事

今でもセルフレジを併用しているスーパー、コンビニが増えてきました。

AIが身近になると、セルフレジやAIのサポートするレジが一般的になり、対面接客はブランド品や高級品を扱う時の「特別な体験」となっていくかもしれません。

監視業務

警備や監視を業務とする仕事、つまり警備員やガードマンも、AIがその役目を担えると言われています。

今でも、カメラを用いて店舗内の顧客の動きデータを収集し、AIが分析して陳列する商品やレイアウトを考案するマーケティング施策が行われているところがあります。

今後はクリエイティブ&教育分野もAIが代わる?!

クリエイティブな能力、イレギュラーな対応が求められる営業やアート関係の仕事、教職といった分野は、AIに奪われない仕事と言われてきました。

しかし、ChatGPTの登場、そしてイラストを生成するAIの進化によって、これらの分野でも人からAIへの置きかわりが進むかもしれないと予測している人もいます。

介護業界の課題とChatGPT、DX化について

介護の仕事は、ChatGPTが一般的になってもAIに取って代わることのない仕事と考えられています。介護には、人ならではのホスピタリティ精神が求められ、一人一人異なるイレギュラーな対応を求められるシーンが多いためです。

しかし、介護業界は、高齢化に伴って需要が高まっているにも関わらず、介護士が不足しています。こうした課題に対応するためには、DXの活用が不可欠です。

ChatGPTを危険視したりやみくもに敵視したりする人もいるかもしれませんが、デジタルツールはうまく付き合うことで、多くの利益をもたらしてくれます。

例えば、ChatGPTを活用することで、介護施設におけるコミュニケーションの改善や情報の共有、問い合わせ対応の効率化などが実現できる可能性があります。

ChatGPTの課題と対応策

ChatGPTは非常に若いテクノロジーで、まだ未知数の部分も課題もあります。

例えば、ある種の偏った回答をすることもあり、回答する内容がすべて真実とは限りません。

ChatGPTを利用する時には、100%正しいわけではないという前提を忘れずに、うまく付き合っていく必要があります。

まとめ

ChatGPTの登場により、様々な業界においてDXの活用が進んでいます。介護業界においても、ChatGPTを活用することで課題の解決や業務の効率化が可能になります。

さらに、ChatGPTがもたらす未来の仕事についても期待されていますが、課題もあるため、その解決に向けた取り組みが求められています。

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この記事を書いた人

創業45年になる有限会社クリンシアの2代目代表。マットモップレンタル事業、ビルメンテナンス清掃事業、家庭用洗剤、次亜塩素酸水製造販売事業、ナノテックシステム導入支援事業、清掃用具関連販売事業、清掃業務に関するコンサルティング事業などをしています。
また飲食店事業としてテイクアウトカフェの運営も行っています。

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